美容室と理容室で髪が増えるヒミツ



週刊女性表紙 最近、髪の毛が薄いと悩んでいる女性が増えています。 「昔のようなボリュームがなくなりセットもしにくい」「だんだん薄くなっていくようで、気にし始めるとよけい気になる」などの声、声…。
 カツラをつけるほどじやないけど、よその人の目が気になる。ほかに相談するところもなし。いったん自分が薄毛だと思い込むと鏡を見るたぴ憂鬱になります。この悩みをなんとか解決できないものかと悶々としていたところ、美容室や理容室で髪の毛を増やせる、いわゆる増毛ができるという情報を入手!美容室・理容室でどうやって増毛できるのか、さっそく問い合わせてみることにしました。
 教えてくれたのは東京都板橋区に本部のある「特許増毛協会」。ここは理容業界では知る人ぞしる増毛の第一人者英次さんが作った美容室・理容室へ増毛技術の指導をする教室でもあった。電話してみると丁寧な対応で説明してくれました。
  どうやって増毛するのか質問したところ、「髪の毛1本1本に、すべて手作業でその人の髪色に合わせた特殊人工毛を2本、4本と地毛に負担のかからない方法で結びつけて増やす方法です。自然に髪の毛が増えるので増毛したかどうかわからないです。もちろん普通にシャンプー、ブラッシングも可能。いつもと変わらない手入れ方 法でOKです。パーマやヘアーカラーしてもOKです」
  湊さんはこの増毛法の発案者で、板橋区で理容室を経営。数年前から増毛法を研究し続け、平成9年に増毛法及 び増毛用具で6つの特許を取得。当時、テレビ(『ルックルック』)や新聞でこの増毛法が紹介され、全国から問い合わせの電話が殺到し、鳴りやまなかったといいます。
「この技術を門外不出にせず、全国の薄毛で悩む方々が美容室、理容車で気軽に髪の毛を増やしてほしいと思い、各地の同業者に呼びかけて特許増毛協会を設け、完全に技術を習得してもらっています。お近くの理・美容室で増毛してほしいのです」
  以来、施術可能な店舗数は増え続け、現在では何と全国400店以上の美容室や理容室で施術できるまでになった。
 なるほど。しつかりした技術に裏づけられた増毛法で、髪の毛が増え、手入れも普段と変わらないなら、こんないいことはありません。ますます増毛に興味が湧いてきます。



 さらに詳しく美容室で行なう増毛の利点を聞いてみました。
 「第一に相談しやすいこと。気軽に悩みを打ら明けられる気軽さですね。美容室だから、言いだしにくい薄毛のこと、いつものイライラ、家庭のこともざっくばらんに話せる安心感があります。特に女性の場合、いろいろなストレスが重なって、薄毛の原因になっていることもあります。ラクになって、薄毛が改善することもあるんですよ。」
 「第二に、価格が安いこと。1時間200本から400本ぐらいの増毛で1万5千円です。しかも毎回の精算制です。1度に何万円も契約するようなことはありません。つむじの部分、ちょっとボリュームが欲しいなどの程度なら400本の増毛で十分です。1時間200本から400本。なぜこんなに開きがあるかといぅと、基本的には増毛した毛が抜けてほしくないからです。それぞれの人によって細い毛には2本増毛、太い毛には4本増毛と地毛に負担がかかがない方法で結んでいきます。お客様の大事な髪の毛を大切にしたいがモットーです」
 増毛専門店なら何十万、何百万とかかってしまうと聞いていたので、リーズナブルな価格でびっくり!パーマやヘアカラーと同じ感覚で、増毛ができてしまいます。
 「第三に、アフターケアの充実です。美容室・理容室は地域密着型のサービスですから、増毛後の手入れ方法もよく説明してもらえるし、いつでもお答えします。そのために特許増毛技術者はいつも勉強しています」
  また、実際に利用しているお客様からはこんな意見が。 
 「まさか美容室で髪の毛が増やせるなんて考えてもいなかったですよ。先生にいわれて試してみたら、驚きですよね。たった1時間で髪の毛が増えてカツコよくなっちゃった。これで毎日のセットもラクだし、落ち込むことないわ。パーマ感覚ね」(32歳・主婦)  
 「始めは半信半疑でした。1本の髪の毛に結ぶっていうんですもの。そんなことできるのかしらと思っていました。1度やってみたら病みつきよね。だって髪が増えて、性格まで明るくなって、積極的になったような気がします」(46歳・主婦)と教えてくれました。



 今までの話を聞いて、実際に増毛を行っている美容室を増毛協会から紹介してもらい行ってみることに。場所は、東京・御徒町駅から徒歩5分のところにある美容室『スタジオワコー』。訪ねていくとオーナ」の若生(わこう)房江さんがはつらつとした笑顔で迎えてくれました。その若生さんに、お店で増毛を始めたきっかけを聞いてみました。  
 「長年お客様と接してきて、加齢とともに薄毛の人が増えているなとは思っていました。実際、直接お客様から悩みを聞いてもどうお答えしたらよいかわからず、私自身悩んだこともありました。特許増毛協会と出会い、そして猛特訓で練習を重ね、お客様に増毛をおすすめしたところ、たいへん喜ばれましてね。そうなると私のほうがうれしくなって」  
 実は、若生きんは協会に加入する前、ほかの会社の増毛法をお店で取り入れたことがあったそうです。でも、特許増毛法を知り、その価格が適正であるのと、技術指導を徹底する協会の方針に賛同して、採用を決めています。  
 また、採用することにしてからも増毛の技術をしっかりマスターするまで、すぐには店では行れなかったとか。 美容師として、仕事に対するプライドを感じさせるエピソードです。
「女性の場合、増毛がロコミで広がりにくいんです。やはり、内緒にしておきたいのでしょうね。もし、少しでも薄毛を気にしている方は、遠慮なく相談してください」 といいます。  お客様に対して誠実な若生さんのような美容師なら、髪の悩みをなんでも相談できそう。将来、たとえ髪が薄くなっても深刻にならずにすみそう。  こうして話を開いてみると、明瞭な料金システムと確かな技術力も頼もしい限り。1度試した人が、ずっと続けるようになるのも納得です。身近にもこうした美容室がもっと増えてくれたら、増毛もパーマやカラーと同様、気軽にできるはず。もう増毛は特別なことではないようです。

記者のひと言
好奇心旺盛な私も「結んで増やす」増毛法に挑戦しました。まったくの無痛。結び目が気になるかと思いましたが、まったくわかりません。髪の毛の1本1本に4本の人工毛を丁寧に結んでいく手の素早さ、そして気持ちよさ、接着剤など一切使わず次から次へと自然に毛が増えていく。私は久々に本当のプロの技術を見せつけられました。


<週刊女性2000年4月11日号より掲載)

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